ダンナのクルマ好きの原点といえば「クジラのクラウン(60系)」。それも前期型。すでにダンナがカメラを持ってその辺で撮り歩いていた1982年ごろは、すでに旧型車の部類に入っていて見かけることもまれになっていたのだが(現在のように10年以上前のクルマが結構走っているような時代ではなかった。)、何とか押さえたものがこの写真。

クジラのクラウンはこの顔である。パトカーやタクシーなど低グレードの顔で、目の詰まったグリルが特徴。低グレードとはいえ50系までは「スーパーデラックス」が最上級グレードであったはずなので、今ほどグレード間の上下は激しくなかったのかも知れないが。さすがに1982年ともなると状態の良い個体は少なく、この写真のものもかなり「疲れた」感じであった。

幼稚園児であったダンナをとらえたのがこのテールランプ。スモール点灯で周囲が点くのだと思うが、この「くちびる」のようなデザインが何ともカッコ良く思えた。まさに趣味の原点である。後期型になるとこの意匠は失われた。
子供の頃に撮っていたのはこれだけ。まだ個人タクシーとしてわずかに残っていたのだが、ダンナ父にとって見れば、こうしたクルマ撮影はフィルムの無駄と思われていたフシもあり、複数の同型車を撮影できるような環境にはなかった。まあ「今から思えば」というのは世の常であるが・・・。
時代は大きく下って・・・。とは言っても5~6年くらい前の撮影ではあるが。解体屋で偶然発見。上に載っているのがセルボモードであるからして、最近であることは分かるとして・・・。隣のコースターに注目しないように。

上級グレードはこんな顔をしていた。この頃になると「スーパーサルーン」という2600ccグレードが現れた。3ナンバーは当時としては相当なステータスだったと思われるが、子供の頃にもあまり見た記憶はない。近所の修理工場の裏に1台あったが撮りそこねた。ダンナ的にはタクシーやパトカーと同じ低グレード顔が好きなので、この顔は好みでない。
この廃車、よく見ると左ハンドルなのである。最初は沖縄で登録されたものか?ホイールキャップは純正。マニアにとっては貴重な部品取りができそう。いやもうその手の御仁に引き取られているかも・・・。

後ろから見た目は一緒だと思っていたが、低グレードとは真ん中の意匠が違うことに気付いた。そもそもこのクラウン、当時としてはデザインがぶっ飛び過ぎていたことからクラウンに乗るような保守層に全く受けず売れなかったため、どうしてもパトカーやタクシー、公用車といった用途で見る機会が多く、こうした上級グレード自体あまり見ることがなかったのだろう。

さてさて、クジラってこういう姿(タクシーやパトカーとかも)が似合うんですよね~。これはトミカ(復刻版)。トミカは当時50系のクラウンを出していたため、この60系のモデルは裏に「NEW CROWN」と刻印されている。顔は上級グレードが選択され残念。

最近登場のトミカリミテッド版。純正ホイールキャップやリボンタイヤが奢られ、公用車っぽい外観だが、やはり上級グレードゆえ何となく好みと合わない。後ろがなぜか黒くなっており、せっかくテールランプを塗り分けているだけに実車と印象が異なるのは惜しい。顔も銀メッキ時代は分からなかったデフォルメが妙に利いて似ていないんだ、これが。ただ、ボディ全体のプロポーションはミニカーとしては他にもいろいろと出ていた中では、このトミカが一番実車の印象を捉えており満足な出来である。良い出来だけに細かい部分に文句も出るわけ。
アルプス銀水タクシーさまも乗っておられた後期型は次の機会にご紹介します。
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