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網干

姫路市西部の網干。
JRにも同駅名があり、そちらの方が有名ではあるが
いわゆる「網干」の市街地は山陽電車網干駅より
さらに南に位置する。

古くから栄えた港町。現在は播磨重工業地帯の一部で、
海に出ると巨大なプラント群が広がる”高度成長期”
みたいな風景を目にすることが出来るが、旧市街地は
江戸期以来の町割や戦前の建造物が数多く残る。
「街並みコレクション」の世界である。

Aboshi04
狭い街路・古い街並み。区画内に寺や神社も多い。

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橋本町商店街の入口にある旧・網干銀行本店。
現在は婦人服店となっているが、いかにも往時の繁栄を
物語るかのような円柱の塔屋が美しい。

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その網干銀行頭取を務めた山本家の邸宅。
木造ながら洋風建築を採り入れたもの。望楼頂上には
向かいにある金刀比羅宮の「こんぴら灯籠」によく似た
飾りが付いていた。そう言えば古い家には香川県でよく
ある帆立瓦を見ることができ、港町ゆえのこんぴら信仰を
感じることが出来るが・・・、

実は、網干の旧市街地の北側は讃岐丸亀藩領であった。
と言うか、龍野藩主の京極氏が丸亀に移封された際に
元の領地の一部を引き続き領有したための飛び地である。

Aboshi03
讃岐丸亀藩網干陣屋跡(復元)。

ふと思い出したこと。
讃岐弁である「むつごい」という表現、もちろん兵庫県では
通じないが、会社の研修で姫路にいたとき、香川県出身
でもないのに「むつごい」を使う人に会ったことがある。

今から思えば網干の人だったのだろうか?
とは言え、網干の人に通じるかどうかは不明だが・・・。

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コメント

旧藩領地の飛地、風習や言葉を調べると面白いことが見つかりそうですね。

義母の里が山形の鶴岡で、ここは江戸時代の北前船西廻り航路で東北地方ながら、京都からの文化が根付いています。

雛人形は庄内藩主酒井家が工芸としても奨励したので、雛文化が活発で京と同じく右が男雛です。
また、人の名前に「さん」ではなく「はん」を付けたりします。
郷土のお菓子で「おきつねはん」という狐の表情を並べたものがあります。
義母側の祖母も無いことを「あらしまへん」と言ったりしていました。

投稿: アルプス銀水タクシー | 2008年6月15日 (日) 12時37分

北前船ですか。いろいろな事情はありますが、交通機関は文化やことばを運ぶ重要なものです。鶴岡にそうした京ことばが残っているのは興味深いです。確か宇和島藩の伊達家は仙台の支藩で、宇和島の方言に東北ことばが残っていると聞いたことがあります。日本は狭いようで広く、広いようで狭いですね。

投稿: いぶきダンナ | 2008年6月15日 (日) 15時13分

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