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キッコーマン高砂工場

兵庫県高砂市にあるキッコーマン高砂工場。
正門すなわち外から工場内を見ると、なかなか魅力的に
思えるレトロな建造物が見えるのだが、

当然、普段は中に入れない。(守衛さん睨んでるし~。)

というわけで「工場見学」の機会を狙う。

ダンナ、小学校のときに工場見学で来たことはあるが
その頃は建物自体に興味がなかったこともあって
醤油の匂い以外に覚えていることがない。

だがしかし、今回は工場見学はともかく、魅力的な
工場建築物を近くで見たかったのだ。

Kikkoman03
まず正門。 塀の曲線や、門灯がレトロな雰囲気。
1930(昭和5)年の操業開始時より存在しているもの。

Kikkoman02
門を入ると建っている守衛室。
これも操業開始時の写真に写っているので昭和5年から
残る建物のひとつ。門と同じゆるやかなカーブを描く。
なかなか魅力的なデザインである。

Kikkoman04
旧本屋。1930(昭和5)年完成。
耐震性の問題から現在は使用されていないという。
いずれ取り壊されるのは確実。なんとか残せないものか。

Kikkoman01
工場建屋のうち操業開始当時から残る棟で、最近一部が
解体された。(当初は手前の空き地部分まで伸びていた。)
いかにも戦前の工場を思わせる外観に惹かれる。たまらん。

工場の人に聞くと、いずれ全部壊すらしい。
こういうのって「残す」っていう発想はないよな~。今でも
残っているところはあると思うのだが・・・。

Kikkoman05
大ホール。昭和5年当時の写真には写っていないため、
操業開始時にはなかったはずだが、戦後の建築物では
ないだろう。扉や内部も良い雰囲気で、会社施設だけに
手入れも行き届いている。これからも残してほしい建物。

侮るなかれ、工場建築物。
日本を支えた産業遺産(現役だが)には違いない
のだが、普段人目に付かないだけに評価されにくい。
おまけにデカい。

”残せ”というのは無茶な注文でしょうね~。

しかしながら、パネル展示してある「操業開始時の写真」を
指差して「これは、隣のあの建物ですよね?」とか質問して
くるダンナにキッコーマンの人、ちょっと困惑していたような・・・。

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建物」カテゴリの記事

コメント

映画の撮影に使えるとフィルムコミッションを煽ってみましょう。

投稿: シンコー | 2008年6月 6日 (金) 01時55分

で、結局見学させてもらったのですね。私もすごく興味あります。

私の通っていた学校も昭和初期建築の師範学校の建物だったので、内部には細かな工芸が施されていて、大理石もふんだんに使われ、天井も高くて冬は寒いが夏は涼しかったです。

私企業の建造物が自治体の文化遺産になるには、公共的、普遍性の評価が必要なんでしょうね。
後は道楽で企業が保持出来るか?でしょうか。

投稿: アルプス銀水タクシー | 2008年6月 6日 (金) 12時53分

これは魅力的な建築群ですね
建築知識誌に出てきてもおかしくない雰囲気です。 「建築知識」にはこういった建築物を扱ったページがあるので面白いですよ。
時々買っていますが 趣味の一環といっても 誰も理解してはもらえません(笑)

投稿: OKMR | 2008年6月 6日 (金) 23時25分

シンコーさま>
そうなんですよね。戦前とか戦時中の設定になっている映画やドラマなんかで使えそうです。工場のほうも使えそうなんですが・・・。ただ、食品を扱うので衛生上あまり外部からガヤガヤと入れないのでしょうね。

アルプス銀水タクシーさま>
そうなんです。ウォーキングのゴール地点になっていましたので・・・。
最近は「耐震性」というコトバで古い建物を潰してしまうことが多いように思います。大阪市交通局庁舎など典型的な例で、それにしても新庁舎の立派なこと。あれが梅田かどこか、市民の目によく付くところに建っていたら大変なことになっていますよ。

OKMRさま>
基本的に近代的な工場なんですが、操業開始時の建物がまとまって残っているのが面白いと思うのです。それと、レンガの倉庫や工場は結構保存されているのですが、ここのは鉄筋コンクリートなので、かえって存在感があるようです。
「建築知識」ですか?また見ておきます。鉄道模型誌も最近は建物系に注目していますし、街コレなんかも同じ線の上にあるのかな、と思ったりします。

投稿: いぶきダンナ | 2008年6月 7日 (土) 07時57分

いぶきダンナさま
はじめまして。シンコーさんのところからやって来ました。

当方、広島在住ですが、実家は高砂でして(山電側ではなくて、JR沿線ですが…)、懐かしく拝見しました。

キッコーマンの工場も子どもの頃に何度か行ったことはありますが、当然、その頃には建物の云々などはわからず、「もろみ」の濃いぃ匂いのイメージだけが残っております。
高砂ネタも色々と拝見しましたが、住んでいれば気付かなくても、離れてみれば貴重な建物も残っているものですね。
今度帰省した時に浜手の方へも行ってみたいです。

ちょくちょく拝見しておりますので、高砂ネタ、山電ネタ、そして廃バスネタ楽しみにしております。

投稿: みーにゃおのパパ | 2008年6月 8日 (日) 21時31分

みーにゃおのパパさま

こちらこそ、はじめまして!
私も貴サイトのほうへちょくちょくお邪魔しております。充実した廃バスの写真、楽しませてもらっています。てっきり広島出身の方だと思っていたので高砂とは意外でした。

>離れてみれば・・・
そうですね。前にも書いたことですが、母親の実家が三木で近いにもかかわらず最近まで町の歴史や良さを知りませんでした。高砂のも三木も江戸時代に栄えた同じ加古川流域の町ですね。

今後ともよろしくお願いします。

投稿: いぶきダンナ | 2008年6月10日 (火) 23時15分

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