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津山・若桜

いつもお世話になっている新橋営業所さまのお誘いで
津山と若桜を訪ねた。津山は花見で来たので、今年
2回目である。まろんさまは仕事で、である。

Tsuyama
昭和11年建築。有名なコンクリート造の扇形機関庫と
昭和5年製というターンテーブル。
貴重な産業遺産だけに整備保存が望まれる。

が、

かつて鉄道の要衝として栄え、多くの蒸機が轡を並べた
その機関庫は
屋根に草が生え、ガラスは割れ放題。

その「夢のあと」感、実は悪くない。
下手に美しく整備するより
現状維持でも良いかも知れない・・・。

De101
機関車3両が並んでいる。

左はDD51 1187号機。いわゆる500番台。
右はDE10 1号機。JR四国所属。1年間ここに
借りてきているそうである。ダンナ、多度津で見たし。

中央はDE50 1号機。これがここの目玉。
量産先行機として製造されたが、性能評価以前に
電化により活躍場所が狭まり、おまけに新型機に
対する組合の拒絶反応など、機関車よりも周囲の
環境悪化により量産に至らなかった悲運の形式で
ある。

この1号機、伯備線での運用中に故障してそのまま
現役復帰することなく、ダンナの記憶では岡山機関区
に雨ざらしで放置されている姿を新幹線から見たくらい
だったが。(10年以上は捨てられていたよな~)

いつの間に津山に来たのか。
屋内で保存され、きれいに塗り直してあった。
まずは安泰か。

その後、若桜へ移動。

Wakasa
若桜駅。模型にでもありそうな木造駅舎。
駅前の大木も風景に溶け込んでいる。

Wakasa02
若桜駅前のタクシー会社。このくたびれ具合が
よい感じ。YS130、ここにもまだいた。

Wakasa04

C12167
兵庫県加美町で保存されていたC12を譲り受けた
もの。ターンテーブルと給水塔があるから機関車
があれば「サマになる」と運び込んだらしい。

これが「走る」のである。
但し石炭を焚くわけではない。
電気やディーゼルエンジンでもない。

詳しい構造はダンナには分からないが、圧縮空気を
蒸気の代わりに使っているとのこと。
一瞬「なんじゃそら」と思ってしまうが、蒸気以外は
蒸気機関車の仕組みを使っているので、走行させる
とホンモノの音はするし、汽笛も鳴る。煙が出ない
のと、匂いがしないことが違いではあるが。

Wakasa03
ターンテーブルは大人4人で回転させる。

C12167_2
何だかんだ言っても、機械として魅力があるのは
「生きている」から。公園の保存機とは色ツヤが違う。

変てこな試みではあるが、こうして走る状態の
蒸機があることは素直に評価すべきである。

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コメント

DE50・・・、現存していたんですか。。
とっくに過去帳入りしていたものと思っていました。

「拒絶反応」のおかげで今も113系がたくさん走っている地区もあります。。
・・・そういえば動労千葉は今でもストライキをすることがありますな。


若桜のC12、機関車もターンテーブルも生きているのですね~。
末永く生き続けてほしいです(維持するのは大変でしょうけれど)。
ところで、私はまだ見に行っていませんが、群馬県にも圧縮空気で動くSLがいます。
川場村にある「ホテルSL」のD51 561です。
http://www5.kannet.ne.jp/~hotel-sl/d51.htm
コンプレッサーがあればOKという、お手軽スタイルですが「動く」ことが大事かな~、と。

投稿: 二枚橋 | 2008年7月27日 (日) 23時46分

そうなんです、DE50。長いこと岡山で放置プレイでしたので、まさか保存整備されるとは・・・。
まあ、拒絶反応のおかげで211系も再度のお勤めができるわけですから・・・。
この失敗からEF64-1000なんて区分も生まれたわけで・・・。

D51のほうHP拝見しました。20系客車は処分されちゃったんですね。こちらは勿体ないですけど。しかし、空気を使ったものとは言え「走る」ことは十分値打ちがあります。私も最初は馬鹿にしていたのですが実車を見て考えを改めました。空転もするんですよ~。まあ、その気になれば上半分をどうにかすれば良いわけで、今のままでもこうして残しておけば、そのうち湯が沸かせる日が来るかも知れません。重油専燃という手もありますからね~。

投稿: いぶきダンナ | 2008年7月28日 (月) 18時06分

 前に若桜鉄道の横を通った時にC12は気になってましたが、動くのですね?
 見に行きたいです。圧縮空気で動くとはまるで炭坑のロコみたいですね。
 

 DE50は昔、岡山機関区に見に行った事ありますよ。
 DD51の4号機とつないでありました。
 その時、作業員の方が2両全部のエンジンをかけてましたよ。
 「走らんけどなぁ、回さんとあかんのや」と言ってましたけど…
 DD51はわかりませんが、DE50が残っていて良かったです。
 

投稿: こういち | 2008年7月29日 (火) 22時48分

そうですね。やはり一見にしかずです。空気とは思えない迫力がありますよ。

DE50、エンジンはかかってたんですね。廃車になったのは1986年だったはずなので、それまでは生かしていたんでしょうか。DD51の4号機っていうのも今はなき1次量産タイプですね。こちらもなかなか貴重だったかと。塗り分けがその後と異なっていて目立つ存在だったんですよね。

投稿: いぶきダンナ | 2008年7月31日 (木) 07時07分

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