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播磨町or稲美町

平成の大合併が起こる前、全国で「村」という行政区分が存在しないのは兵庫県と香川県の2県しかなかったという話であったが、それはともかく。クルマのナンバーが稲美町は「神戸」だが播磨町は「姫路」だという話、それもまあ置いておいて。

ちょっとした時間に外で弁当でも食べられそうな場所を物色し、コッコ共を飽きさせないためにはどこに連れて行けば良いかという、そんな話。今回、小学校に行っていて留守の1号を除くダンナ一家は兵庫県は加古郡にやって来た。現在は播磨町と稲美町の2町だけがある郡。しかもこの2町、不思議なことに近いが接してはいない。

今回はその2町の郷土資料館なるところへ行ってみた。歴史のキライな人には全く頭の痛くなるような施設であるが、ダンナとおかみ、とにかくこの手の物件が大好きなので、迷うことなく侵入するのである。
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稲美町郷土資料館。水不足に悩む歴史が分かる。そう、ここへ淡河から日本初のサイフォンで水が引かれてくるのである。以前の記事はリンク先へ。そう、あの御坂のサイフォン橋と稲美町が、頭の中でようやく繋がった。

02
郷土資料館に隣接して建てられた「播州葡萄園歴史の館」。この地は国営葡萄園が開かれ、ワイン製造に乗り出そうとしたこともある。その志は潰えたが、もし発展していたら甲州ワインを押さえ確固たる地位を築いたかも知れない。

03
稲美中央公園「万葉の森」。稲美はかつて「印南野」とも記され、歌枕として万葉集に詠まれた地でもある。歌碑の多く建つ日本庭園には東屋もあり、平日ならば静かに豊かな時間を過ごすことが出来そうだ。

さて、食事を終えたら播磨町に向かう。

04
こちら播磨町郷土資料館。国の史跡である大中遺跡公園の中にある。

05
資料館裏手には別府鉄道の機関車と客車が保存されている。2両とも車内に入れるが、非常に美しく保たれており好印象。

06
同遺跡公園にある県立考古博物館。平成19年に開館したという。ちょうど今の季節は小学校6年生の学習進度(大体、古代なんでしょうね。)から混雑する時期だという。この日も数校が来ていて平日で静かな遺跡を期待していたダンナ、見事に裏切られたわけだが。新しいだけに展示物その他がまだキレイで、お得感のある施設だと思う。駐車料は有料ながら時間制限なしの200円だし。

いずれもコッコ共にはやや難しいが、ダンナとおかみは十分満足できる施設であった。また行くべし。

 

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コメント

郷土の歴史、わたしも興味深いテーマです。
稲美町の国営葡萄園、知りませんでした。

個人的にはアマチュア無線交信最盛期に、国内なら全市・全郡町村名が頭の中に入っていました・・・はずですが、平成の大合併で混乱しています。

加古川市に合併した印南郡志方町では、合併前に山上に登り「志方町移動」の無線サービスをしたことがあります。
万葉集、「印南の・・・」柿本人麻呂ですね。

工業地帯の企業群と住宅地をかかえた播磨町、自然に恵まれ農業の盛んな稲美町は互いに合併の必要がないまま今日に至っていると言われています。
もし、飛地のまま合併すれば陸運事務所の境界をどうするのか等、難しいですね。

投稿: アルプス銀水タクシー | 2011年5月19日 (木) 12時43分

>アルプス銀水タクシーさま
私も現地で見るまで葡萄園のことは知りませんでした。中身の残ったワインも非常に貴重なものだそうで・・・。

地理は得意でも苦手でもありませんが、さすがに全市・全郡町名は無理です。百貨店でお中元の季節なんかに市町村名から書かれてしまうと、「これは何県ですか?」なんて聞いていましたし。

万葉集。そもそも加古川の古名が印南川だとか。稲美町というより、あの辺のもっと広い範囲を指したもののようですが。神戸市民からすれば存在の希薄な田舎なのでしょうが、それぞれに豊かな歴史を感じさせます。

投稿: いぶきダンナ | 2011年5月20日 (金) 22時20分

稲美町も姫路ナンバーですよ!

投稿: ゆーや | 2011年5月21日 (土) 09時58分

>ゆーやさま
確かに!加古郡は全体が姫路ナンバーでした。まったく面目ないことです。なぜこうした思い込みを持ったのか、次回書いてみたいと思います。

投稿: いぶきダンナ | 2011年5月24日 (火) 18時47分

当方も間違いましてたいへん失礼しました。

播磨町は旧友や職場に通っているものがおりまして話はよく聞いていたのですが、
稲美町は神戸市西区との往来が多い印象があり、誤認していました。

投稿: アルプス銀水タクシー | 2011年5月25日 (水) 18時28分

中高の同級生が、土山から通っていたのですが、「郡部」というのでよく旧友からいじられていました。
※いじめられているわけではない。

ですが、今は結構貴重かも・・・。

古い歴史には興味のない私なのでおそらく苦痛な資料館でしょうが、別府鉄道は見てみたいなぁ!
通学途中の電車のなかから毎日のように眺めていました>別府鉄

今度、実家から車を借りて出かけてみようかしら・・・。

投稿: みささ | 2011年5月26日 (木) 00時20分

>アルプス銀水タクシーさま
いえいえ~、何でこういう「思い込み」をするんでしょうね。不思議です。きっかけが何かは思い出せないのですが・・・。

>みさささま
郡部。私は小学校の頃「郡役所」みたいなものがあると思っていました。今でもイマイチ〇〇郡の意味が分かっていないのですが・・・。
別府鉄道。今思えば昭和59年にもなって都市周辺部の住宅地にあんな鉄道が残っていたとは奇跡でしたね。貨物列車の後ろにぶら下がったツートンの客車が今も記憶に新しいです。

投稿: いぶきダンナ | 2011年5月26日 (木) 18時48分

いえいえー、謝らないでください!
確かに加古川や明石の知り合いも、姫路ナンバーと聞いてビックリされます!
稲美は西区と繋がり深いですもんね!

投稿: ゆーや | 2011年5月26日 (木) 22時52分

郡・・・私もよく知らないのですが、廃藩置県以後も県域が広く出先機関のようなグループ分けのための物と言ったら、乱暴かもしれません。

実際、北海道は道域が広く○○振興局が出先にあり、各町を統括しています。以前は支庁と呼んでいて、○○支庁管内△△町とか言っていて、○○郡△△町と郡名は日頃使わないって聞きました。

警察は都道府県単位に集約されましたが、消防や水道事業などは郡単位の地域もあります。
○○郡消防組合とか。
県営水道がある県も近畿にあります。

郡は古くは「こおり」と呼び、役所も置かれていた所もありますよ。兵庫県内でも戦前は神戸市警察があり、北部にはいくつかの町が集まって郡の警察組織がありました。大阪でも保健・防疫関係は郡単位で警察が行っていた時代もあったようです。

投稿: アルプス銀水タクシー | 2011年5月27日 (金) 12時56分

>ゆーやさま
いえいえ、おかげさまで長年の思い違いが修正できまして感謝しております。稲美と言えばため池と田んぼの広がるところで西区とキャラクターが被りますもんね~。

>アルプス銀水タクシーさま
北海道の支庁は呼び名が変わったんですか。遠いと今ひとつ関心が薄くて、そう言えばそうだったかな?みたいな記憶です。消防や水道など郡単位の組織もあるんですね。どうも今まで郡部に住んだことがないので実感が湧きません。歴史的に見れば面白いのでしょうが・・・。

投稿: いぶきダンナ | 2011年5月29日 (日) 23時09分

播磨町では今の私にはピンと来ないのですが、山陽
電鉄の(旧)本荘駅ならすぐに解ります。
確か日本最初の商業新聞創刊者の浜田彦蔵の出身地
では?神戸の腋済会病院の横に神戸での居住地跡の碑
があります。播磨町にも彦蔵の資料などあるのですか?

稲美町は上新田、母里とかの地名がある所ですね?
戦争末期から戦後まで10ケ月ほど神野村に居た時に
加古川から一日3本のバスがあって、母里の方向幕
を覚えています。半分キヤブオーバーみたいな車体の
木炭バスが走って居ました。

播州地方は史跡が多い所ですね。

投稿: 830 | 2011年5月31日 (火) 09時40分

>830さま
そうですね~。私も古い人間なのか「本荘」のほうがピンときますが、町役場も近くにありますし、今では「播磨町」のほうが良いようにも思いますね。
浜田彦蔵、いわゆるジョセフ彦のことですね。もちろん播磨町の郷土資料館で大きく紹介されていますよ。郷土の誇りなのでしょうね~。
稲美町、拙サイトで神姫バス「上新田」行きの車両をペーパークラフト化しています。さすがに木炭バスもモノコックのバスも姿を消して最新スケルトン車ばかりになっていますけど。

投稿: いぶきダンナ | 2011年6月 1日 (水) 21時09分


突然失礼致します。
テレビ大阪 「和風総本家」番組スタッフの中條と申します。
番組企画のご協力をお願いしたく、コメントさせて頂いております。

番組内で「ニッポンの数え方」と題し、
モノの数え方と共に、風景写真をご紹介する企画がございます。

テーマを 「東屋」とし、
番組内で紹介させて頂くことが可能なお写真を探しております。


この記事の東屋の写っているお写真を
番組内で使用させて頂けないでしょうか。

詳細をお伝えしたいので、
下記メールアドレスまで、ご連絡を頂戴できませんでしょうか。

企画を進めている状況であり、
お写真を使用させて頂くことが決定している段階ではございませんが、
その旨 ご了承を頂き、ご検討を頂きたいと思います。

ご検討の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

中條 メールアドレス
wafu.chujo@gmail.com


投稿: あやか | 2015年1月19日 (月) 21時01分

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