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姫路市営モノレール

姫路の手柄山中央公園に「手柄山交流ステーション」と称し、市営モノレール車両を駅ごと展示する施設が完成したので行ってみた。開業3日目、ダンナとしては非常に早く駆け付けたほうである。

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当時のホームに停車状態で保存されたモノレール車両。営業休止した1974年から、2009年に一時公開されるまで実に35年、こうやって整備されるまで37年の月日が流れている。ダンナ現役時代を見ることはなかったが、以前からモノレール廃線跡を見ていただけに特別な感慨を持ってこの光景を見た。

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車内。ちなみにモノレール車両は4両あり、今回こうやって日の目を見たのは両運転台の200形201、202号車である。片運転台の100形101、102号車は解体され部品展示とされているが、30年以上も人知れず残っていたのだから解体は惜しかったと思う。まあ2両展示は妥当な線だが、マニア的には100形、200形各1両ずつ残すべきだったかな、と。解体してしまったのでは片運車100形の連結面が判らんようになるではないか、と。模型製作者の視点ではあるが。

残念だったのはグッズ販売員。どこかのマニアがバイトでやっているのだろうが、客すなわちダンナが前に立っても「レイルマガジン」誌から目を離さず、もちろん挨拶もしない。おいおい。オレが「いぶき工房」のダンナだと知っての狼藉か?成敗してくれるわ。

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モノレールだけでなく、先日廃業した市営バスの写真も展示されている。

資料展示を見ていると、某社の某氏に偶然会う。だいぶアルコール臭い状態で「日生から来た」と言うのだが、まさかクルマとちゃうやろな。お連れの方が運転しとるんやろな。

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ホームには当時のままのこんな電照広告も・・・。

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現在も大部分が残り、ある種”姫路名物”と化しているモノレール線路。ダンナ子供の頃は姫路駅部分もあったし、大部分というより「全部」残っていたものだが。

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スタンプラリーに参加したために、名古山霊園に来ることに。告白するが手柄山中央公園に来たのは今日が生まれて初めてである。名古山も然り。

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せっかく来たので仏舎利塔内部へ。中央にあるのが仏舎利だとか。いや、ホンモノだという。大体、世間の三重とか五重塔はそもそも仏舎利が納められているはず、というか、そのための建築物なのだが、まあ、それはともかく、ここのはホンモノらしい。

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コメント

こんばんは。

姫路モノレールの公開は先週テレビでやっていました。こういうのって地元の方にとっては懐かしいでしょうね。74年廃業だと私が生まれた年です。どおりで存在を全然知らなかった訳です。

投稿: 西日本総合開発 | 2011年5月 2日 (月) 02時19分

姫路モノレールには幸い3回乗車しています。
シートのモケットが今の特ロ色だったのか?記憶に
ありませんが。
伸延出来ないで中途半端に手柄山でストップしたのが
惜しかったですね。

投稿: 830 | 2011年5月 2日 (月) 12時08分

おー良い感じですね。早く行かねばです。
西江井ヶ島に貼ってあったレトロ調の感じの良いポスターで開館を知りました。
乗ったことはないけど、走っている下を80系に乗車して通ったヘボ職人でした。

投稿: ヘボ職人 | 2011年5月 2日 (月) 15時19分

>西日本総合開発さま
私も走っている姿を見たことはありません。近年まで線路も駅も全部放置状態でしたので、姫路の人にとってはよく知られた存在です。本文のとおり線路は一部撤去されていますが、結構残っている部分も多く、都市遺跡みたいになっています。

>830さま
そうですね。南の工業地帯、北の住宅地へ延伸出来ていれば姫路の交通体系が変わっていたでしょうね。現在でも城下町の町割りが残り雰囲気は良いですが、なにせ渋滞はひどいし狭いところに迷い込むと困るし・・・。モノレールが大量輸送を担えれば、とは今でも思います。
シートの色ですが、保存車は写真のとおりエンジ色ですが車内で流れていたビデオには緑色(?)のものも写っていました。途中で変化したのか、100形と200形とで違っていたのか、謎ですね。

>ヘボ職人さま
ポスターとチラシはレトロ調で良いものでしたね。特に「モノレール展示室」というロゴには泣かされました。分かっとるやないの、みたいな。ヘボ職人さまは走っている姿を見ておられるんですね。もちろん830さまのような大先輩は乗られたこともあるでしょうが。80系ってさすがにその時代は姫路より西ですよね。実は80系も現役で乗ったことはありません。

投稿: いぶきダンナ | 2011年5月 4日 (水) 10時52分

 20年程前に、この駅の真上で某会社の会社説明会を受けました。
 その時、下から階段登る時に暗いホームにホコリをかぶって、留置されていたのを見たのですが、こうやって公開されるとは思いませんでした。
 全部じゃないとは言え、残って公開されたのですから、私も見に行きたいです。

投稿: こういち | 2011年5月 5日 (木) 19時07分

今見ても古さを感じないデザインですよね。小学校低学年のころ、親が大奮発して買った小学館の『世界原色百科事典』のモノレールの項に精密な立体製図で姫路モノレールが出てました。
モノレールが走ってた頃は、80系どころか広島発京都行き、みたいなEF58の牽く客車に乗っていたかも・・・

投稿: えびび | 2011年5月 6日 (金) 12時25分

えびびさまのコメントでなんとなく思い出したのですが 見たこと無いのに見た気がするこのモノレール 小さいときにちぎれるくらい見ていた図鑑に載っていた気がします。
きっと本で刷り込まれたのでしょうね

投稿: OKMR | 2011年5月 6日 (金) 22時03分

>こういちさま
こういちさまは保管されていた頃の車両を見たことがあるのですね?車両が残っているのを聞いたのは随分昔ですが、写真を見たのは10年ほど前が最初です。完全非公開と聞いていたので、通りかかっただけとは言え、見る機会のある人はおられたんですね。

>えびびさま
やはりモノレールは未来の乗り物というイメージを持っていますね。図鑑に採用されたのも分かるように思います。おでこの部分は東京モノレールの初代車両のような感じもしますね。車内でビデオが流れていたのですが、鉄レールに鉄車輪のためか普通の鉄道に近い走行音だったようですね。

>OKMRさま
そういうの、ありますあります。ケーブルカーでも高尾山のものだったかな、何かこう代表機種みたいなのに選ばれると子供の心に深く刻み込まれますね。ウチのコッコ1号は現在仮面ライダーに関心が移ってしまい、残念ながらダンナと同じ方向には進まないようです。やはり絵本でも与えたほうが良かったのでしょうか・・・?

投稿: いぶきダンナ | 2011年5月 6日 (金) 23時25分

小学生時代、走っているのは見ましたが、乗った経験がありません。

2009年の一時公開時で見た「発車時刻表」の制作は当時の山陽さんと同じ看板屋さんだったようです。文字レタ、レイアウトが同じでした。

姫路市営バスの金帯ですね。観光車の愛称を全て収めようとしましたが、果たせず終わりました。覚えているのは「めが」「しらはま」だけです。

姫路以西の80系乗車は高校生の時に4名で周遊券による四国一周した帰路、乗車したのが最後です。

投稿: アルプス銀水タクシー | 2011年5月 7日 (土) 12時38分

>アルプス銀水タクシーさま
アルプスさまでも乗ったことないですか~。でも走っているのを見られたのですね。まあ乗る用事がほとんどなかったのでしょうが・・・。それでも80系には乗られている世代なんですね。
時刻表の看板屋サン、思い当たるフシはありますね。姫路市バスの観光車の愛称、「めが」や「しらはま」まで使うほど数が多かったということでしょうか。さすが姫路市。近年まで貸切事業は神戸など他都市より盛んでしたから。

投稿: いぶきダンナ | 2011年5月 8日 (日) 10時34分

早速行かれたのですね。私も近いうちに、と思っております。ところで80系、しっかり乗車記憶があります。母親の遠縁の親戚が竜野駅(山陽本線)近傍に在住だった関係で、何度か夏休み帰省?しています。正面3枚窓も見ています。駅前の古い神姫バスも見ているはずですが、残念ながらしっかりした記憶が無いのが辛いトコロです。

投稿: 播磨観光タクシー | 2011年5月11日 (水) 01時42分

>播磨観光タクシーさま
私としては早いほうですね、この訪問。他の方のブログを読んでいて「空いてそうな」感じでしたので急遽行ったわけでして。
80系、本当に乗ったことありません。というか現役を見たこともないかも。70系は福塩線のを見たことがありますが、みなさんがよく言う阪和線のは見たことないんですよ。まあ80系はみんなゴマンと撮っておられますし、神姫バスのほうが写真としては値打ちがあったでしょうね~。

投稿: いぶきダンナ | 2011年5月12日 (木) 20時07分

おぉ!こんな記事をアップされていたのですか。

展示準備のために引き出すときはニュースで見ましたが、本格展示が始まったのは知りませんでした。これは行かねば・・・。

われわれが子供のころはまだ結構残っていましたね。それこそ、姫路駅も・・・。

その後、架線がはがれて落下したりして、撤去が進みましたね。

カラー映像で動いているところを見たことがありますが、ロッキード式のモノレールは乗ったことがないだけに、ジョイント音を響かすモノレールに乗ってみたかったです。

投稿: みささ | 2011年5月26日 (木) 00時16分

>みさささま
そうなんです。駅で一月前くらいから広告ビラを配っていたので存在を知っていたのです。マニアとしての不満はありますが、あそこまでお金をかけて公開したのは非常に有意義なことで、姫路市よくやった!というところでしょうか。
カラー映像が車内で公開されており、おっしゃられるとおりジョイント音がしっかり聞こえます。こう思うと施設老朽化で消えた小田急向ヶ丘遊園のもう一つのロッキード式モノレールに乗っておくべきだったと後悔してしまいますね。

投稿: いぶきダンナ | 2011年5月26日 (木) 18時55分

そういえば、アップされている写真を拝見して気付いたのですが、モノレール車内も室内灯が点いていますね。
当時のままの灯具に外部電源を引き込んだのか、安定器等も含めて中身を付け替えたのかわかりませんが、こうして昔の雰囲気を出してくれるのはうれしい限り。

以前、大阪市交の緑木検車区にある30系を公開していたことがあったのですが、車は死んだまま。
係員に「室内灯つかないのですか?」と聞いたら「絶縁耐圧試験とかずいぶんやっていないし」とにべもない。

本当に「おいてあるだけ」なんですよね。

投稿: みささ | 2011年5月26日 (木) 23時31分

姫路出身(30才代前半)の後輩にモノレールのこと聞いてみたら そういえばそんなような・・・ くらいの記憶
鉄でなければ 風景の記憶さえないものなのかと改めてびっくりしました。
OKMRとしては ものすごく訪れてみたい ついこの前に仕事で姫路入りしていたのに もったいないことをしたと。

投稿: OKMR | 2011年5月26日 (木) 23時52分

>みさささま
まあ保存に対する考え方の違いなんでしょうね。無改造で原型のまま保存するのも意義があるでしょうし、もちろん外部電源を使えるように改造してでも点灯させることも意味はありますね。今回のは車内にまで入れるようになっている(2両のうち1両だけですが)のに驚きました。あとは本文にあるように片運車のほうも残して欲しかったかな、と。

>OKMRさま
最近ウチのコッコ1号は仮面ライダーにハマってしまい、残念ながら鉄道から離れてしまったのですが、そうなると電車に乗せても全く外の風景を見なくなり、どこを走っているとか、駅名とか、関心なくなってしまいました。多分こうなると、何か外にあるものでも記憶としては残らないのかな、と。
親としては少々残念なんですが・・・。

投稿: いぶきダンナ | 2011年5月29日 (日) 23時16分

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