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菜の花の沖

を現在読んでいる。淡路島出身の高田屋嘉兵衛が兵庫に出てきて北前船に乗り、蝦夷地経営に乗り出す、まあそういう成功物語。高砂だの須磨・舞子といった近隣の地名を始め、最近行った敦賀や三国、岩瀬など馴染みある地名が出てきて楽しんでいる状態。司馬遼太郎なら「播磨灘物語」でも読んで来年の大河に備えるべきなのだろうが、以前読んでしまっている。影響されて広峯神社にも行ってしまった。まあ、今はよかろう。

と言いつつ、読んでいるものに影響される状態はいつも変わらない。この小説、特に北前船については各部名称や構造など専門用語が結構出てきて、具体的にどんなものなのか分からん場合が多い。もちろん説明はなされてるがスケール感も分からずイメージしにくい。そこで「和船を見に行く」ということで、再び「(閉館になるらしい)なにわの海の時空館」にやって来た。

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それにしても公共交通機関で来るには不便。前回はクルマだったが、今回は阪神なんば線~地下鉄中央線経由でコスモスクエアまで。意味不明な駅名と妙に寂しい周囲を抜けて徒歩で10分程度かと思うが、寒波で強風に晒され正直距離以上に遠かった。

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館の目玉は復元和船「浪華丸」。実際に航走したこともある本物の和船である。小説に出て来る北前船ではなく菱垣廻船だが、運航路線が違うというだけで基本的に同じ構造。

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見るからに巨大な帆は松右衛門帆布であろう。発明家工楽松右衛門は高砂の出身。小説の世界では嘉兵衛と親しくなる人物として描かれる。ここまで巨大になったのは幕府の鎖国政策により帆は1本だけと規制されていたからだという。

まあ、百聞は一見に如かずとはこのこと。閉館後の建物を有効利用するため、この船を廃棄してしまおうという話があるそうだ。確かに税金の無駄遣いと言えばそうなのだろうが、ここまでの実物資料が失われるのはもったいない。少なくともダンナのイメージは膨らんだぞ。

もっとも、大阪市民ではないので主張する権利はないだろうが。


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コメント

こんばんは。大阪市民です(笑) でもここは行ったことがありません。

コスモスクエア付近は時折行くものの、いつまで経っても空地が消えていく気配はありませんね。まぁあれでも分譲マンションを建築OKとしたので少しは埋まったんですけどね。

投稿: 西日本総合開発 | 2013年1月30日 (水) 02時03分

北前船、義母の里である鶴岡や酒田を訪ねると
東北の日本海側には物資とともに上方の文化や言葉までもが
伝わっていることがわかります。

運ぶだけの廻船業から、相場を見ながら仕入れ・販売を
立ち寄る港で繰り広げる業態は、既に江戸時代に
確立していたんですね。

2年ほど前に、函館から復元船で日本海側を寄港する
イベントがあったようです。

投稿: アルプス銀水タクシー | 2013年1月31日 (木) 12時30分

>西日本総合開発さま

なるほど、それでコスモスクエア駅前にもマンションが建っているのですね。なんか違和感がありましたが・・・。それにしてもあの辺り、まさにバブルの夢の跡ってな感じですね~。

投稿: いぶきダンナ | 2013年2月 2日 (土) 09時38分

>アルプス銀水タクシーさま

私が北前船に関心を持ったのは会社の旅行でたまたま訪れた加賀橋立の資料館に行ったときからです。ダンナやおかみのように古い街並みを歩くのが好きな人間にとって、どうしても日本海側の都市に行くと北前船からは逃れられないわけで(笑)。相場を見ながら巨利を得る・・・、江戸時代の日本は為政者の儒教思想とは正反対の重商社会になっていたので、そのまま近代へスムーズに移行したとも言えますね。

投稿: いぶきダンナ | 2013年2月 2日 (土) 10時04分

こんばんは。

そうなんですよ。あそこは当初は国際商業地区という設定で、あくまで国際的な企業のビル誘致を狙って、バブル期以降もまだ暫くは埋立で陸地を増やしていました。

ただ明らかに計画の実現性が危なくなって、現在の大阪府咲洲庁舎、当時はWTCビルに大阪市の部局が大量移転してきた暫く後に分譲マンション業者にも用地売却を始めました。それでも確か住居目的は限定的とか言って、空き区画を無制限にデベに処分したのでは無さそうです。

記憶が正しければコスモスクエア付近で分譲マンションが3つ建ったと思います。いわゆる外資バブル、関西ではマンションバブルと言っていた時代の末期の話です。ひょっとするとリーマンショックが無ければ更に何棟か増えていたかもしれませんね。

投稿: 西日本総合開発 | 2013年2月 4日 (月) 02時45分

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