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なんとなく静岡方面へ(その2)

SL列車までだいぶ間があったが、車庫のほうへ行ったり大鉄観光バスなんぞを撮影しているうちに時間も過ぎ、ホームにSL列車が入線した。
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今日の牽引機はC11190。有名な227号機はトーマスになっていたが、すでに元に戻っている。オレンジ色の客車はそのままだが。今年はC5644をジェームスにするらしい。

大井川鉄道はSL列車の収入が9割を占めると言う観光鉄道である。にもかかわらず貸切バスの自由競争化すなわち規制緩和による事故多発により(ある意味当たり前と言える。予見できないほうがおかしい)、距離制限が加えられ、この鉄道は首都圏からの日帰りツアー範囲から外れた。このため首都圏からの旅客が半分近くにまで減少したという。トーマスに関してはファンからは評判が悪いらしいが、とにかく鉄道の存続のため頑張っているのである。ダンナのような外野は応援するしかない。

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オハ35車内。客車は純正の「旧客」である。原型を留めているという点では営業に使用する唯一の旧客と言える。会社の先輩からすれば「腐るほど乗った」らしいが、ダンナは都会育ち(?)ゆえあまり乗った記憶がない。もちろんコッコ1号は皆無である。そうそう、銀河鉄道999の車内もこれであるが、本来999のような展望車の付くような特急はこのような向かい合わせの座席ではない。まあ、鉄郎とメーテルは向かい合っているから意味があるのであって、隣に座っていたのでは(現代人の郷愁としての)、ムードが台無しなのである。まあ、難しい話は無しにして。

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「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」

こちらが遠江の国、そして対岸は駿河の国である。列車はゆっくりと大井川沿いを北上する。

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終点千頭。ここから井川線に乗り継ぐと、まさに秘境駅として有名な奥大井湖上駅に行けるが、そうなると「一日仕事」になっちゃう。コッコ1号はまだ先を乗りたいと駄々をこねたが、とりあえず今日はここまでにしたい。

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そう、うどんの汁は黒い。浜名湖を境に東日本の食文化圏内に入っていることを実感する。フォッサマグナあるいは探偵ナイトスクープによるアホバカ境界である。

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蒸気暖房による湯気が上がっている。冬場でないと見ることはできない。かつて全国どこでも見られたものなのだろうが。

折り返しは電車で、それもデッキの無い近鉄16000系だったわけなのだが、ダンナ的には南海21001に乗りたかったなどと贅沢を言いつつ金谷まで戻った。JRの接続はかなり良かったのでスムーズに掛川へ。天竜浜名湖鉄道への接続も偶然3分だったため乗り換える。
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静岡と言えば「茶」であろう。このあたり、どの路線の窓からも茶畑が一面に広がっているのを見ることが出来る。ほんの少しのスペースがあれば茶を植えるらしい。

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天浜線は西鹿島で下車。どうしたのか、怪しげなイルミネーションが上屋に・・・。

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西鹿島から新浜松までは遠州鉄道に乗車。遠鉄と言えば写真にあるような正面2枚窓の赤い電車を思い出すが、すでに大半が新車に置き換わり旧型車は3編成を残すのみである。残った3本のうち2本は吊り掛け駆動で有名。写真の車両は日本で最後に新製された吊り掛け車という。平日朝しか走っていないらしい。

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ローカル私鉄のようだが、終日12分間隔のパターンダイヤで、非常に利用しやすい。終端駅は両方とも0.12.24.36.48分発に統一されている。西鹿島出発時はガラガラだった2両編成の電車は、途中でどんどん乗客を拾って最終的には立客も多く出るほどだった。浜松からの折り返し便は最初から混んでいる。2両編成ながらツーマンだが、車掌は常に車内を行き来し、改札が前寄りの駅では運転台側に移って扉操作を行い、集札する。日本で初めて電車・バス共通ICカードを導入しただけあってICの普及率も高そうで、乗客の多さの割には車掌の集札はあまりなさそうな印象だった。ただ、乗務員や駅係員はてきぱきと仕事をしており、士気の高さをうかがわせた。

地方私鉄とは言え、遠州鉄道のバス含む単体収入は300億を超え、連結に至っては1300億円クラスであり、山陽や神鉄といった準大手クラスを企業としてはるかに凌ぐ事業者なのである。お隣の静岡鉄道も連結1000億円事業者だ。単に鉄道の規模だけで中小に分類されているだけに過ぎない。本当は彼らこそが「準大手」ではないのか。

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浜松駅前の遠鉄百貨店。同ビルには遠鉄本社も入居している。

浜松で少しはゆっくりできるかと思ったが、すぐに岡山行きの「ひかり」が来ることが分かり、慌てて食糧と酒を買って飛び乗ったのであった。今度は浜松に観光で来るか。バスも撮りたいし。

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