もう5年ほど前の話だが、天橋立を端から端まで歩いて、西国28番成合寺に参拝してそれはそれで堪能したことがあったのだが、橋立の先にある籠神社にもちょこっと行って素通りしてしまっていたことに近年気付いた。そう、籠神社の祭神豊受大神は伊勢外宮の祭神であり、ゆえに籠神社は「元伊勢」と呼ばれるのである。それとは別に各国の一宮を巡っているダンナとおかみが、丹後一宮でもあるこの籠神社はもう一度行かねばならぬ宿題でもあったのである。
いや、籠神社。一般には「このじんじゃ」と読みます。念のため。
宮津市内までは高速を使えばあっという間なので、また天橋立に行く手もあったのだが、今回は足を伸ばして伊根まで行ってみた。

伊根の舟屋群。恐らく尾上松之助氏も来たであろう道の駅から望む。

多分、海から見ないと値打ちが分からんのだろうと、丹後海陸交通の遊覧船で湾内を巡る。ただ、舟屋を見るというよりカモメに餌付けするという状態・・・。乗り場にも船内にもカモメ餌用「かっぱえびせん」が売られている。どうりで先に出航した船にカモメが群がっているはずである。
さすがに行楽シーズンとあって伊根にも大勢の観光客が来ており、町並みを散策する人、撮影する人、釣りに来た人などで賑わっていた。そうやね~、ここはゆっくり散策すべきなんやろうね~。ダンナとおかみペースだと丸一日使ってしまいそうだが。

そうこうするうちに夕方になってしまうのである。そもそものメインである籠神社に急ぐ。シンプルな神明鳥居が伊勢との関わりを示す。本殿の鰹木も多く社格の高さを感じるが、千木は内削ぎとなっている。豊受大神は女神であるため内削ぎは当然と言えるが、実は伊勢外宮では同一神ながら男神と同じ外削ぎとなっているのである。これには何らかの理由があると思われるが・・・。

今回はきちんと朱印をいただきました。元々、天橋立はこの社の天然参道だったのである。神社を司る海部氏は現在82代目。系図は国宝という。天照-豊受の関係をヒミコ-トヨだという説もある。トンデモ歴史なのか、ある種の事実を反映したものなのか・・・。いや~、この日本海側の歴史は興味深いものがあって、いずれゆっくりと・・・。

このあたりをエリアとするのは丹後海陸交通、いわゆる丹海バス。阪急グループである。丹海バスと全但バスを混同している方も多い。琴電と琴参の混同は「琴」が同じ琴平なのでまあ良いとして、丹は丹後、但は但馬であって・・・、もう面倒くさいが。

というわけで、加悦SL広場の営業時間には間に合わず。ダンナ一家のようなまったり行動パターンだと一泊しないと全部回れないな~。もっとゆっくりまったりしそうで結局回れないという結果が見えているようだが。写真はキハ083。多分全国で残った最後の08ではないかと。

自分用のおみやげ。伊根と宮津の酒、地元加工の海産物、名物の金樽イワシ使用オイルサーディン。左上、ウニと海苔佃煮を混ぜるアテが最高に旨かったし、

このオイルサーディン、1缶500円とかなり高いのであるが、やはり食べてみるべきだろう。そのままでもイケるが、今回はレモン汁をふりかけ、ガーリックパウダーを付けて食べてみた。まさにアテ。地元酒をレンジで燗して楽しんでみました。
いやはや、小さな(気分的には大きな)贅沢である。

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